「平成17年度広島のモデル賃金」調査結果

モデル賃金とは、学校を卒業したのち直ちに入社し、その後も引き続いて同一企業に勤務し、標準的な昇進をしたものについて、例えば「総合職・大学卒・事務・27歳・勤続5年」というように学歴・職種・年齢・勤続年数について設定条件(モデル賃金)をあらかじめ定め、それに該当する者の賃金額を各設定条件ごとに単純算術平均し、その水準を確定する方法である。

調査対象:広島県内13商工会議所会員事業所(2,510事業所)
調査方法:郵送によるアンケート方式
調査時期:平成17年7月から8月
調査項目:平成17年度7月度の学歴・年齢・勤続年数別モデル賃金
7月度に平成17年度の賃上げが未了の場合は、賃上実施後最初の賃金

モデル賃金のすう勢

モデル賃金の水準を所定労働時間内給与の全業種平均でみると、以下のようになる。

(1)大学卒・事務

22歳(勤続0年)の初任賃金18万9千円台を出発点に、年齢を加えるにしたがって賃金額は増加し、25歳で20万9千円台、30歳25万1千円台、40歳34万9千円台、50歳45万3千円台、55歳(勤続33年)では47万9千円台となっている。

初任時を基準(=100)として、各年齢における伸びをみると、30歳で1.32倍、40歳で1.84倍、50歳で2.39倍、55歳では2.53倍程度の伸びとなっている。


(2)短大・高専卒・事務

20歳(勤続0年)16万9千円台、30歳22万5千円台、40歳30万3千円台、50歳37万3千円台、55歳(勤続35年)では41万3千円台と初任賃金の2.44倍程度の伸びとなっている。


(3)高校卒・事務

18歳(勤続0年)15万7千円台、20歳16万7千円台、30歳22万5千円台、40歳30万5千円台、50歳38万1千円台、55歳(勤続37年)では40万円台と初任賃金の2.55倍程度の伸びとなっている。


詳しい結果は以下のPDFファイルへ(全41ページ)

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